「インストールしたけど次に何をすればいいか分からない」「CLAUDE.mdって必要?」「どのコマンドを最初に試せばいい?」——Claude Codeを始めた初心者が迷いやすいポイントを、Day別のチェックリスト10項目に整理した。このページを上から埋めるだけで、最初の1週間を迷いなく進められる構成になっている。
仕組みの全体像(図解)
Claude Codeを「インストールした」から「実際の仕事で使える」状態になるまでの依存関係と分岐を示す。
flowchart TD
A[Day1: 前提環境確認] --> B{Node.js 18以上?}
B -- OK --> C[Claude Code インストール]
B -- NG --> D[Node.js アップデート]
D --> C
C --> E[初回起動・認証]
E --> F[Day2-3: 基本コマンド体験]
F --> G{VSCode連携 必要?}
G -- はい --> H[拡張機能・ターミナル設定]
G -- 後回しでOK --> I[Day4-5: CLAUDE.md作成]
H --> I
I --> J[Day6-7: 実タスクで初完了]
J --> K{10項目 全チェック済?}
K -- はい --> L[初心者卒業]
K -- 未完 --> M[未完了項目を再確認]
ポイント:VSCode連携とCLAUDE.mdはDay 1に必須ではない。まず起動確認・コマンド体験を優先し、慣れてきてから設定を追加するのが挫折しにくい進め方だ。
このチェックリストの使い方
前提として確認すること
- 対象読者:Claude Codeをこれから始める非エンジニア・副業者・小規模事業者
- 想定環境:macOS / Windows(WSL2推奨)/ Linux
- 使い方:各見出しのチェックボックスを順番に埋めていく。すでに完了している項目はスキップしてよい
- ゴール:7日後に「自分のプロジェクトで Claude Code が実際に動いている」状態にする
読む前に1点確認:Claude Codeは使い方を間違えるとコストが想定より膨らむことがある。Day 1の最初に必ずコスト確認をしてほしい(後述)。
Day 1 チェック — 環境確認・インストール・初回起動
今日のゴール:Claude Codeが手元のターミナルで起動し、最初の応答を確認する。
チェック1:プランと料金を確認する
Claude Codeを使うには、以下のいずれかが必要だ。
| 方法 | 月額(参考) | 向いている人 |
|---|---|---|
| Claude Pro サブスクリプション | 約$20/月 | 個人利用・試用目的 |
| Claude Max サブスクリプション(5x) | 約$100/月 | 中程度の利用量 |
| Claude Max サブスクリプション(20x) | 約$200/月 | ヘビーユース |
| Anthropic API キー(従量課金) | 使用量に応じて変動 | 自動化・開発用途 |
料金・プラン内容は変更される可能性があるため、契約前に Anthropic 公式料金ページ で最新情報を確認すること。
aquallc.jp の「Claude Code 初心者完全ガイド【2026年最新】|インストール・料金プラン・基本コマンド・CLAUDE.mdの書き方・トラブルシューティングまで」(2026年2月19日、https://www.aquallc.jp/claude-code-beginners-guide/)では、料金プランの確認がガイドの第1章に置かれており、初心者のつまずき筆頭として扱われている。
- [ ] 利用するプラン(またはAPIキー取得方法)を決めた
チェック2:コスト管理の設定をしておく
APIキーの従量課金で使う場合、使いすぎに注意が必要だ。
コスト管理の基本設定(Day 1でやっておくこと):
- Anthropic コンソール にログインする
- 「Settings」→「Limits」から月次利用上限を設定する(最初は$10〜$20程度を目安にするとよい)
Pro/Maxサブスクリプション利用の場合、月額固定のため追加請求は発生しない。ただし利用量の上限に達すると一時的に制限がかかる場合がある。詳細は Anthropic 公式ページ で確認すること。
- [ ] コスト上限または利用プランを確認した
チェック3:Node.jsのバージョンを確認する
ターミナルで以下を実行する。
node -v
出力例:
v20.11.0
v18.x以上であれば合格。それ未満の場合は Node.js 公式サイト からLTS版をインストールする。
npm -v
npmも合わせて確認しておく(9.x以上を推奨)。
- [ ]
node -vで v18.x 以上を確認した
チェック4:Claude Codeをインストールする
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
インストール後、バージョンを確認する。
claude --version
バージョン番号が表示されればインストール完了だ。
Windowsの場合:WSL2(Windows Subsystem for Linux)上での実行を推奨する。PowerShell / コマンドプロンプトでも動作するが、一部機能に制限が出る場合がある。詳しくは Claude Code 公式ドキュメント を参照。
- [ ]
claude --versionでバージョン番号が表示された
チェック5:初回起動と認証を完了する
任意のディレクトリで以下を実行する。
claude
初回起動時はブラウザが開き、Anthropicアカウントへのサインイン・認証が求められる(またはAPIキーの入力を求められる)。認証が完了するとターミナルにプロンプトが表示される。
Claude Code ✓
>
このプロンプトが出たら起動成功だ。終了は /exit またはCtrl+C。
- [ ]
claudeコマンドで対話プロンプトが表示された
Day 2-3 チェック — 基本コマンドを試す
今日のゴール:Claude Codeに簡単なタスクを依頼し、ファイルが作成・編集される様子を確認する。
チェック6:最初に試す3つのコマンド
① ヘルプを確認する
起動後に /help と入力すると、利用可能なコマンド一覧が表示される。
/help
② プロジェクト構成を説明させる
ファイルが存在するディレクトリで claude を起動してから、以下を入力する。
このディレクトリの構成を説明してください
Claude Codeがディレクトリ構成を読み取って説明してくれる。これがClaude Codeの基本動作——ターミナルからコードベースを自律的に読む——を体感できる最初の一歩だ。
③ ファイル操作を依頼する
hello.txt というファイルを作成して、「Hello, Claude Code!」と書いてください
実際にファイルが作成されることを確認する。操作前にClaudeは「このファイルを作成してよいか」と確認を求める(初期設定では各操作前に許可が必要)。
入力操作を改善するコマンド:
zenn.dev の「初心者が爆速で Claude Code を習得する 10 のステップ」(2025年12月2日、https://zenn.dev/aws_japan/articles/235df74854bad6)では、/terminal-setup コマンドを実行することでShift+Enterによる改行入力が可能になると紹介されている。長いプロンプトを書く際の操作性が大きく向上するため、早めに実行しておくとよい。
/terminal-setup
- [ ]
/helpでコマンド一覧を確認した - [ ] 簡単な質問またはファイル作成タスクを1件完了した
チェック7:Plan Mode(計画確認モード)を試す
Plan Modeは、Claude Codeが実際にファイルを変更する前に「何をするか」の計画を提示し、人間が確認してから実行する安全モードだ。
qiita.com の「【Claude Code入門】今から追いつくClaude Code 徹底解説」(2026年4月27日、https://qiita.com/i-inose/items/e644e9b620ee1c8d3c1b)では、Plan ModeがClaude Codeの重要機能の一つとして解説されており、CLAUDE.md・Skill・Hooks・MCPとともに初心者が押さえるべき機能に挙げられている。
Plan Modeを起動するには、セッション内で以下を入力する。
/plan
計画が提示されたら内容を確認し、問題なければ実行を承認する。最初のうちはPlan Modeを活用して、意図しない変更が発生していないか確認する習慣をつけることを推奨する。 不可逆な変更(ファイル削除・上書きなど)は特に注意が必要だ。
Plan Modeの詳細な使い方は Claude Code 公式ドキュメント で確認すること。
- [ ] Plan Modeを試して、実行前の計画確認ができることを確認した
チェック8:VSCode(またはエディタ)との連携設定(任意)
paiza.jp の「Claude CodeをVSCodeで使うには?導入から設定・連携まで」(2026年6月11日、https://paiza.jp/works/knowledge/article-g-ai-claude-code-vscode-kn)では、VSCode連携のつまずきポイントが詳しく解説されている。VSCodeをメインエディタとして使う場合は、この段階で確認しておくとよい。
VSCode連携の基本的な流れ:
- VSCode内蔵ターミナルを開く(Ctrl+\
または Cmd+\) - プロジェクトのルートディレクトリで
claudeを起動する - これだけでVSCodeで編集中のプロジェクト全体をコンテキストとしてClaudeに渡せる
VSCodeの統合ターミナルを使う方法の他、拡張機能経由での連携も存在する。詳細は上記 paiza.jp 記事または Claude Code 公式ドキュメント を参照。 VSCode連携はDay 4以降でも設定できる。まず基本操作に慣れることを優先してよい。
- [ ] (任意)VSCodeのターミナルでClaudeが起動することを確認した
Day 4-5 チェック — CLAUDE.mdで自分仕様にする
今日のゴール:プロジェクトに合わせたCLAUDE.mdを作成し、Claudeが毎回説明なしにプロジェクトの文脈を理解した状態を作る。
CLAUDE.mdとは何か
CLAUDE.mdは、プロジェクトのルートディレクトリに置くテキストファイルだ。Claude Codeを起動するとこのファイルが自動的に読み込まれ、「このプロジェクトの言語は何か」「どんなコーディング規約があるか」「何に注意して作業するか」といった文脈をClaudeに伝えられる。
なぜ必要か:CLAUDE.mdを書かないと、起動するたびに同じ説明を繰り返すことになる。一度書いておけばClaudeは毎回その内容を前提として動く。特に同じプロジェクトを継続的に作業する場合に効果が大きい。
qiita.com の「【Claude Code入門】今から追いつくClaude Code 徹底解説」(2026年4月27日、https://qiita.com/i-inose/items/e644e9b620ee1c8d3c1b)および aquallc.jp の「Claude Code 初心者完全ガイド【2026年最新】」(2026年2月19日、https://www.aquallc.jp/claude-code-beginners-guide/)では、CLAUDE.mdの書き方が重要項目として独立して解説されている。
チェック9:CLAUDE.mdを最低限の内容で作成する
プロジェクトルートに CLAUDE.md ファイルを作成する。まず最低限以下の3項目を入れれば十分だ。
# プロジェクト概要
(1〜2行でプロジェクトの目的を書く)
# 使用技術
- 言語:(例:Python 3.11)
- フレームワーク:(例:FastAPI)
- その他ツール:(例:PostgreSQL)
# 作業時の注意点
- (例:本番DBには直接接続しない)
- (例:コメントは日本語で書く)
- (例:変更前に必ず動作確認をする)
副業者・非エンジニア向けの最小CLAUDE.md例(個人ブログ管理プロジェクトの場合):
# プロジェクト概要
個人ブログの記事管理プロジェクト。Markdownで記事を書き、Hugoで静的サイトを生成する。
# 使用技術
- 静的サイトジェネレーター:Hugo
- 記事フォーマット:Markdown
# 作業時の注意点
- 記事は content/posts/ ディレクトリに保存する
- ファイル名は YYYY-MM-DD-記事タイトル.md の形式
- 既存記事の削除は行わない
確認方法:CLAUDE.mdを作成後、claude を起動して「このプロジェクトについて教えて」と聞いてみる。CLAUDE.mdの内容を踏まえた回答が返ってくれば正しく読み込まれている。
- [ ] プロジェクトルートにCLAUDE.mdを作成した
- [ ]
claude起動後、CLAUDE.mdの内容をClaudeが認識していることを確認した
Day 6-7 チェック — 実タスクを1本完了させる
今日のゴール:Claude Codeを使って、実際の自分の仕事に関係するタスクを1件完了させる。
チェック10:実タスクで初完了を経験する
ここまでの準備が整ったら、小さくても実際の仕事に関連するタスクを1件依頼してみる。「動かしてみたけど本番で使ったことがない」状態から抜け出すための一歩だ。
副業者・小規模事業者向けのタスク例:
この project/ ディレクトリにある Python スクリプトの処理内容を説明してください
README.md を作成してください。プロジェクトの目的・使い方・インストール手順を含めてください
この CSV ファイルを読み込んで、月別の合計値を集計する Python スクリプトを書いてください
タスクを依頼するときの3つのコツ:
- 具体的に書く:「なんかいい感じにして」より「〇〇ディレクトリの△△.pyに□□の機能を追加して」の方が精度が上がる
- Plan Modeで確認してから実行する:不可逆な変更(ファイル削除・大幅な書き換えなど)は必ずPlanモードで確認する
- 小さく始める:最初は1ファイル・1機能から。範囲が大きいと意図しない変更が増えやすい
tech-lab.sios.jp の「Claude Codeの使い方|初心者に僕が最初に伝える、たった一つのこと」(2026年3月16日、https://tech-lab.sios.jp/archives/52058)では「最初に聞いてみる3つの質問」として、「何からやればいい?」「何ができますか?」といった対話から始めるアプローチが紹介されている。コードを書いたことがない人はまずこの質問から始めるのも有効だ。
- [ ] 自分の実務に関連するタスクを1件 Claude Code で完了させた
1週間後の確認リスト — 「使いこなせている」かの判定基準
以下の問いに「Yes」と答えられる項目が増えているほど、Claude Codeの活用が進んでいる。
| 確認項目 | Yes / No |
|---|---|
claude コマンドで迷わず起動できる | |
| 自然言語でタスクを依頼できる | |
| Plan Modeで実行前の計画を確認できる | |
| CLAUDE.mdにプロジェクト情報を書いている | |
| エラーメッセージが出たとき自分で調べられる | |
| コスト(利用量)を意識して使っている | |
| 実際の仕事で1件以上タスクを完了した |
5項目以上 Yes → 初心者段階を卒業し、実用フェーズに入っている。 3〜4項目 Yes → 基本は押さえているが、まだ使いこなしていない機能がある。下記Q&Aを確認しよう。 2項目以下 → Day 1〜3のチェックリストに戻り、環境を再確認することを推奨する。
よく迷う設定Q&A 3選
Q1:Claude Codeを起動するたびに認証エラーが出る
症状:claude コマンドを起動すると「Authentication failed」等のエラーが表示される。
対処法:
claude logoutを実行してから再度claude loginを試す- APIキーを使っている場合、環境変数
ANTHROPIC_API_KEYが正しく設定されているか確認する
echo $ANTHROPIC_API_KEY
- キーの有効期限・利用制限を Anthropic コンソール で確認する
Q2:「このファイルを変更する権限がありません」というエラーが出る
症状:Claude Codeがファイルを編集しようとすると権限エラーが発生する。
対処法:
claudeの起動ディレクトリを確認する。プロジェクトルートで起動していない場合、対象ファイルへのアクセスが制限される場合がある- 初期設定ではClaude Codeはファイル変更前に確認を求める。「許可しない」を選択し続けていないか確認する
- 詳細な権限設定は Claude Code 公式ドキュメント を参照
Q3:長いプロンプトが書きにくい
症状:ターミナルで複数行のプロンプトを入力しようとすると、Enterキーで送信されてしまう。
対処法: Claude Code内で以下を実行する。
/terminal-setup
zenn.dev の「初心者が爆速で Claude Code を習得する 10 のステップ」(2025年12月2日、https://zenn.dev/aws_japan/articles/235df74854bad6)で紹介されているとおり、このコマンドを実行するとShift+Enterで改行できるようになる。
よくあるエラーと対処
| エラー・症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
command not found: claude | グローバルインストール未完了、またはPATH未設定 | npm install -g @anthropic-ai/claude-code を再実行。npmのグローバルPATHが通っているか確認 |
Error: Node.js version... | Node.js が v18 未満 | Node.js 公式サイト からLTS版を再インストール |
| 認証エラー(Authentication failed) | APIキー無効・期限切れ、またはサブスクリプション未契約 | Anthropicコンソールでキーを確認・再発行。サブスクリプションの契約状況を確認 |
| CLAUDE.mdが読み込まれない | 起動ディレクトリが違う | CLAUDE.mdを置いたプロジェクトルートで claude を起動する |
| コスト超過・レート制限エラー | 短時間での多量リクエスト | Anthropicコンソールで利用状況を確認。プランのアップグレードまたは利用頻度の調整を検討する |
aquallc.jp の「Claude Code 初心者完全ガイド【2026年最新】」(2026年2月19日、https://www.aquallc.jp/claude-code-beginners-guide/)ではトラブルシューティングが独立した章として設けられており、インストール後の確認項目がまとめられている。
まとめ(次の一歩)
Claude Codeの最初の1週間でやることを10項目にまとめた。以下がチェックリストの全体像だ。
| Day | やること | 項目数 |
|---|---|---|
| Day 1 | プラン確認・コスト設定・Node.js確認・インストール・初回起動 | 5項目 |
| Day 2-3 | 基本コマンド・Plan Mode・VSCode連携(任意) | 3項目 |
| Day 4-5 | CLAUDE.md作成・読み込み確認 | 2項目 |
| Day 6-7 | 実タスク初完了 | 1項目 |
10項目を全てチェックしたら、次は以下の機能を検討しよう。
- Hooks機能:特定のタスクの前後に自動実行するコマンドを設定できる機能。繰り返し作業の自動化に役立つ
- MCP(Model Context Protocol):データベース・API・外部ツールをClaude Codeに接続する拡張機能。より高度な自動化が可能になる
- スクリプト化・非インタラクティブ実行:
claude --print "タスク"を使うとスクリプトからClaude Codeを呼び出せる。定型作業の自動化に向いている
これらの機能については、qiita.com の「【Claude Code入門】今から追いつくClaude Code 徹底解説」(2026年4月27日、https://qiita.com/i-inose/items/e644e9b620ee1c8d3c1b)が CLAUDE.md・Plan Mode・Skill・Hooks・MCP まで網羅的に解説しているので参考にしてほしい。
最短経路はシンプルだ:このチェックリストを上から埋めるだけ。7日間かけてゆっくり進めても構わない。「全部読んでから始める」より「チェック1から手を動かす」方が確実に身につく。