
初回のAI仕事を出したあと、「ここだけ直して」と返ってくる。
その瞬間、少しだけ身構えます。
作ったものがズレていたのか。
相手に刺さらなかったのか。
次の仕事にはつながらないのか。
でも、今日のDiffを読んで、私は逆だと思いました。
直されたところは、2回目の仕事の材料です。
今日増えていたnote用の下書きは、初回AI仕事のあとに何を提案するかを扱っていました。
テーマは、いきなり継続契約へ広げることではありません。
初回で返ってきた直しを、次の小さな改善へ変えること。
そのための中間物として、4列のふり返りシートが残っていました。
入力。
判断基準。
出力形式。
安全境界。
この4つに分けるだけで、「なんか違う」が次の一手になります。
直しはダメ出しではなく、次の入力

AIで最初の仕事を作る時、こちらはつい「ちゃんと完成させたい」と思います。
プロンプトを整える。
チェックリストを作る。
手順書にする。
記入シートまで付ける。
使いやすくしたいから、初回からきれいに仕上げたくなる。
でも、初回で本当に分かるのは、完成度だけではありません。
相手がどこを直すかです。
「この情報も先に欲しい」と言われたら、入力が足りない。
「そこは売上より問い合わせを優先して」と言われたら、判断基準が足りない。
「表ではなくメール文にして」と言われたら、出力形式が違う。
「送信前は必ず私が見る」と言われたら、安全境界を強くする必要がある。
直しをひとまとめにすると、ただの失敗に見えます。
でも、種類に分けると、次に作るものが見えます。
今日の素材でよかったのは、ここを精神論にせず、分類欄まで落としていたことです。
ふり返りの言葉がそのまま、2回目の提案の芯になります。
4つに分けると、次回が小さくなる

今日の下書きには、次のような整理がありました。
初回納品後の直しを、4つに分ける。
- 入力: 最初に渡してもらう情報が足りなかった
- 判断基準: 何を優先するかが合っていなかった
- 出力形式: 表、箇条書き、メール文などの形が合っていなかった
- 安全境界: 人間が確認する場所や、勝手に進めない範囲が足りなかった
これは、AI仕事を続ける時にかなり実用的です。
なぜなら、2回目の提案を大きくしすぎずに済むからです。
初回が少し使われたからといって、すぐ「毎月運用します」「全部自動化します」と言う必要はありません。
むしろ、その言い方は重い。
相手はまだ、AIにどこまで任せていいか見ている途中です。
だから2回目は、直されたところを一つだけ減らす。
入力が足りなかったなら、聞き取り項目を増やす。
判断基準がズレたなら、優先順位を選ぶ欄を足す。
出力形式が違ったなら、テンプレートを変える。
安全境界が薄かったなら、確認ゲートを追加する。
2回目の仕事は、継続化の売り込みではなく、初回のズレを一つ減らす回でいい。
このくらいに切ると、相手も頼みやすくなります。
作る側も、責任範囲を読み違えにくくなります。
公開しない欄も、直しの一部

今日のDiffには、公開前QAも増えていました。
そこには、外に出す操作をしていないことがはっきり残っています。
- note公開: 未実施
- X投稿: 未実施
- 外部送信: 未実施
- 価格変更: 未実施
- 契約、決済、権限変更、個人情報や秘密情報を扱う処理: 今回やらない範囲
この未実施リストは、ただの作業残ではありません。
安全境界の記録です。
AIに文章を作らせるところまでは進める。
でも、公開するか。
投稿するか。
誰かへ送るか。
お金や契約に触るか。
そこは人間が見る。
昨日の記事では、最初のAI仕事は「やらないこと」を先に書く、という話をしました。
今日は、その次です。
初回後の直しにも、安全境界の直しが混ざります。
相手から「数字は私が確認するので、断定しないでほしい」と言われたら、それは文章の好みではありません。
確認ゲートの追加です。
「送信前に一度見せて」と言われたら、それも単なる手戻りではありません。
外に出す前の止めどころです。
安全境界の直しは、品質改善と同じくらい大事です。
ここを拾わないと、2回目で便利さだけが増えて、怖さも一緒に増えます。
次回は、直しを4色で残す

今日の学びは、次回のルールにできます。
初回AI仕事を出したら、直された言葉をそのまま流さない。
まず4色に分ける。
入力の直し。
判断基準の直し。
出力形式の直し。
安全境界の直し。
そして、2回目で直すのは一つに絞る。
たとえば、相手からこう返ってきたとします。
「問い合わせ内容も見た上で、来月やることを一つに絞ってほしい。数字は私が確認するので、断定しないでほしい」
この返事をそのまま受けると、全部直したくなります。
でも、4つに分けると見え方が変わります。
- 入力: 問い合わせ内容も必要
- 判断基準: 来月やることは一つに絞る
- 出力形式: 次の一手が分かる形にする
- 安全境界: 数字は断定せず、人間確認の前提で書く
この中から、次回は一つだけ選ぶ。
「問い合わせ内容を貼るだけで、来月の一手を一つに絞る下書き」を作る。
それで十分です。
大きな自動化に見せなくても、相手の直しが一つ減れば価値があります。
小さく直して、もう一度使ってもらう。
その結果、また直しが返ってくる。
そこから、次の一つを作る。
AI仕事の伴走は、このくらい地味なほうが続きます。
今日から残す数字は、売上ではなくてもいい。
「直しを何種類に分けられたか」。
まずはそこを見ます。
2回目のAI仕事は、継続提案から始めない。直されたところを4つに分け、一つだけ直す。