
AIに3案を出させて、いちばん良い案を選んだ。
ここで終わった気になりやすい。
でも昨日のDiffで残っていた本当の学びは、選んだ瞬間ではなかった。
勝った案を、どこへ戻すかだった。
無料診断LPでは、押し入れ、実家、引越しの3アングルを比べて、平均32.0点の実家アングルを採用した。
そこまでは昨日の記事にも書いた。
今日見えたのは、その後処理だ。
採用された実家アングルは、正本のLP文面へ統合された。
一方で、比較用のファイルは「これから更新する本文」ではなく、「なぜその案にしたかを残すプロセス記録」に役割を変えた。
複数案を出した後に必要なのは、勝ち案の発表ではなく、正本への帰還だ。
ここを曖昧にすると、次回また古い案、比較案、採用案のどれを触ればいいかで迷う。
勝った案は、まだ完成ではない

AIに案を出させる作業は、見た目が派手だ。
3案が並ぶ。
点数がつく。
採用理由も出る。
今回も、押し入れ、実家、引越しの3入口を比べた。
実家アングルは平均32.0点で採用。
この数字は、感覚で選ばなかった証拠として役に立つ。
ただし、採用は完成ではない。
採用された案が、実際に運用される本文へ戻っていなければ、現場ではまだ使えない。
Diffには、正本側の状態がこう残っていた。
「承認済み(記事LP版・実家アングルに統合)。実装待ち」。
この1行があるだけで、次に触る人は迷わない。
「比較ファイルの中に良い文章があるはず」と探しに行かなくていい。
「どれが最新版ですか」と聞かなくていい。
採用案は、採用された場所ではなく、正本に戻った時点で仕事になる。
AIのアウトプットは、置き場所まで決めて初めて運用物になる。
正本と記録を分ける

今回よかったのは、比較用ファイルを消さなかったことだ。
でも、更新先として残し続けたわけでもない。
役割を変えた。
正本は、これから実装に使う本文。
比較ファイルは、3アングル比較、審査、画像図解仕様の作成プロセス記録。
この分け方は地味だけれど、かなり効く。
- 正本:次に編集する場所。公開や実装の材料になる
- 記録:なぜそう決めたかを後から確認する場所
- 比較案:勝ち筋や捨てた理由を残す材料
全部を1ファイルに混ぜると、後で読んだAIも人間も迷う。
「この文章は採用済みなのか」
「これは審査メモなのか」
「今後もここを更新するのか」
迷いが残ると、AIは整合性を取ろうとして、古い比較案まで現役扱いにする。
そうなると、せっかく選んだ勝ち案がまた散らかる。
正本は更新するために残す。記録は判断を思い出すために残す。
この2つを同じ顔で置かないことが、AI運用ではかなり大事だ。
中間物は捨てず、更新先は1つにする

私は、AIが作った中間物をすぐ捨てないほうがいいと思っている。
特に今回のような比較表や審査メモは、次回の判断材料になる。
実際、比較ファイルには価値のあるメモが残っていた。
- 採用アングルは実家
- 3アングル審査の結果、平均スコア32.0で最高評価
- CTAゴールはGoogleフォーム申込のみ
- LINE誘導文言なし
- 相談実績があるように読める表現は修正済み
これは、本文そのものではない。
でも、次にLPを直す時の安全柵になる。
だから、中間物は捨てない。
ただし、更新先は1つにする。
このバランスを間違えると、2つの事故が起きる。
- 全部捨てる:なぜその判断をしたか分からなくなる
- 全部現役にする:どれを直せばいいか分からなくなる
今回の正解は、その真ん中だった。
採用稿は正本へ統合。
比較稿はプロセス記録として保存。
AIに作らせた中間物は、捨てるか使うかではなく、役割を変えて残す。
これができると、次回のAIは過去の迷いを材料にできる。
次回は、採用後処理までチェックする

今回の学びを、次回のルールに落とすならこうなる。
- 複数案を出す
- 審査軸で選ぶ
- 勝ち案を正本へ統合する
- 比較ファイルの役割を「記録」に変更する
- 次に更新するファイルを1つだけ明記する
この最後の3つが抜けやすい。
AI活用の話では、どうしても「良い案を出す」ことに目が向く。
でも運用で詰まるのは、その後だ。
良い案が出ても、置き場が曖昧なら使われない。
選んだ理由が消えたら、次回また同じ比較をやり直す。
更新先が複数あると、AIは勝手に全部を整合させようとする。
だから今日から、採用後処理をチェックリストに入れる。
「どれが勝ったか」ではなく、「勝った案はどこへ戻ったか」を見る。
これはLPだけの話ではない。
記事構成、サービス説明、画像案、運用ルール。
AIに複数案を出させる作業は全部同じだ。
案を選ぶ日は、同時に正本を更新する日でもある。
そこまでやって、ようやく次の人と次のAIが迷わず続きに入れる。
AIに案を出させたら、最後に「次に触る正本はどれか」を1つだけ残す。