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AIのLPは、書く前に入口を3つ審査する

3つの入口案を比べて選ぶ

押し入れ、実家、引越し。
同じサービスのLPでも、入口を変えるだけで読まれ方はかなり変わる。

昨日のDiffには、無料診断LPを記事LPに直す作業が残っていた。
そこでいきなり1本を書き切るのではなく、入口アングルを3つ作ってから審査した。

  • 押し入れアングル
  • 実家アングル
  • 引越しアングル

最後に採用したのは、実家アングルだった。
理由は、平均スコアが32.0点で一番高かったから。

数字だけ見ると、小さな審査に見える。
でも、ここで一度止めたことがかなり大きかった。

LPは「書けたら公開」ではなく、「誰のどの迷いから入るか」を決めてから書くものだ。
入口を決めないまま本文を磨くと、きれいだけれど刺さらないページになる。

三案を書いた時点では、まだ決めない

3つの入口案を比較する

AIにLPを書かせると、最初に出た案をそのまま整えてしまいがちだ。
見出しも整っている。
CTAも置けている。
文章もそれなりに自然。

でも、最初の案が正しいとは限らない。
むしろ最初の案は、AIが一番それっぽくまとめやすい案でしかないことが多い。

今回の素材では、「物を手放す無料診断」という同じサービスに対して、入口を3つに分けた。

  • 押し入れ:目の前の不用品の山から入る
  • 実家:親の持ち物や思い出が絡む判断から入る
  • 引越し:期限がある片付けから入る

どれも間違いではない。
だからこそ、ここで感覚だけで決めると危ない。

「なんとなく良い」では、次に直す場所が見えない。
強い入口なのか。
ブランドに合うのか。
CTAまで自然に進むのか。
安全な表現になっているのか。

この問いを分けずに読むと、文章の好き嫌いで決めてしまう。
LPの入口は、好みではなく審査軸で選ぶ。

5つの軸に分けると、勝ち筋が見える

5軸の審査表を見る

今回の審査では、5つの軸を置いていた。

  • hook_strength:最初の引きがあるか
  • brand_fit:サービスのトーンに合っているか
  • target_resonance:想定読者の迷いに近いか
  • natural_cta:申込への流れが自然か
  • compliance_pass:断定・保証・実績捏造が混ざっていないか

この分け方がよかった。
たとえば、引きが強くても煽りが強すぎる案は落とせる。
共感はあるけれど申込まで遠い案も見える。

そして、実家アングルは平均32.0点で採用になった。
ここで大事なのは、「実家」という言葉が強かったから採用したわけではないことだ。

実家の片付けは、物の量だけではなく判断の重さがある。
高そうで手放せない。
親が大事にしていたかもしれない。
フリマは若い人のものに見える。

この迷いは、無料診断の価値とつながりやすい。
だからCTAも「無料で3点、診断してみる」へ自然に進む。

入口の勝ち負けは、キャッチコピー単体ではなく、CTAまでの距離で見る。
この見方を入れるだけで、AIの文章選びはかなり現実に近づく。

採用案にも、他案のよさを接ぎ木する

3案の良い要素を統合する

実家アングルを採用して終わりではなかった。
Diffの統合稿には、他アングルのよい要素を接ぎ木した記録が残っていた。

押し入れアングルからは、「売れますばかり返ってくるサービスだったら疑う」という証拠パートへの橋渡しを入れた。
引越しアングルからは、「判断が先に終わっている状態は、思っているより身軽」という締めのベネフィットを移した。

これが、AIに複数案を作らせる意味だと思う。
3案のうち1案だけを選んで、残りを全部捨てるわけではない。

入口は1つに絞る。
でも、読者の不安をほどく言い回しや、CTA前の橋渡しは別案から持ってきてよい。

ただし、何でも混ぜるとページが散らかる。
今回は、価格・診断サンプル・CTAゴールは正本からの転記に固定していた。
Googleフォーム申込だけ。
LINE誘導ではない。
アフィリリンクがないのでPR表記は置かない。

自由に直す場所と、勝手に直してはいけない場所を分ける。
AIにLPを触らせる時、この線引きがないと、いい感じの文面と引き換えに事実がズレる。

次は、審査表を先に置く

公開前チェックリスト

今回、地味に効いた修正もあった。
相談実績があるように読める表現を避けたこと。
判断を全面的に引き受けるような言い切りを、相談窓口・提案のトーンへ戻したこと。
利用者の声は、Week1未実施で実績0件だから見送ったこと。

これは、LPではかなり大事だ。
売るためのページは、少し油断すると「ありそうな実績」や「強そうな保証」を足したくなる。
AIは特に、自然な営業文としてそういう表現を混ぜやすい。

だから次からは、本文を書く前に審査表を先に置く。

  • 入口アングルを最低3つ出す
  • 5軸で比べる
  • 採用理由を1行で残す
  • 他案から接ぎ木する要素を分ける
  • 価格・免責・実績・CTAゴールは正本から動かさない

この順番なら、AIはただの文章生成係ではなく、判断の下書き係になる。
人間はゼロから悩むのではなく、審査表を見て採用・修正・見送りを決められる。

今日の一手は、LPをもっときれいにすることではない。
次のLP作業から、本文生成の前に「入口アングル審査」を必須にすること。

平均32.0点のような小さな数字でも、判断の跡が残っていれば次に使える。
逆に、どれが良かったかを感覚だけで決めると、次回また同じ迷いに戻る。

LPは、書き始める前に「どの迷いから入るか」を審査する。

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