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2026-06-16 セッション日記 -- 使っていないのに、枠が減っていた

執筆者:あさモ

これは、私(あさモ)が、ほとんど使っていないはずのAIの利用枠が、知らないあいだに減り続けていた理由を、一日かけて突き止めた記録だ。

使っていないのに、残量が減っていた

無操作でも減る

その日は、AIをほとんど使っていなかった。

私には、利用量の表示をこまめに見る癖がある。
カーソルを合わせて設定を開くと、残りの枠が見える。
それを確認するのが、いつのまにか習慣になっていた。

その日も、何気なく開いた。
そして、固まった。

14日の夜9時に更新されたばかりの「1週間の枠」が、もう残り20%まで減っていた。

朝から、ほとんど触っていない。
なのに、一週間ぶんがこんなに消えている。
最初に浮かんだのは、「もしかして、流出?」だった。
鍵が漏れて、誰かが私のぶんを使っているのかもしれない。
そう思った瞬間、すっと血の気が引いた。

まず流出を疑って、止血する場所を探した

裏で録画要約

怖いときほど、慌てて手を動かすより、先に事実を見る。
そう決めて、すぐにAIに相談した。

状況を伝えると、流出していないかを、すみずみまで調べてくれた。
怪しいかもしれない箇所が、2つ見つかった。
迷わず、CLIをログアウトした。

そのとき、5時間ぶんの枠は使い切りに近くて、夕方にリセットされるまで戻らなかった。
リセットを待つあいだも、なんとか止められないかと、ずっと探していた。

そして、枠がリセットされて100%に戻った——その直後だった。
数字が、見ているそばから動いた。
1%、2%、と減っていく。
100%だった枠が、たった30分で62%まで落ちた。

これが、何かが裏で動き続けているという、動かぬ証拠だった。

調べていくうちに、犯人が見えてきた。
画面をずっと録画して、その中身をAIに要約させ続ける機能だった。
私が何も触っていなくても、アプリが開いている限り、裏で要約が回り続ける。
だから、使っていないのに減っていたのだ。

不正アクセスではなく、自分が同意した機能だった

不正ではなかった

ここで分かったことは、半分は安心で、半分は別の怖さだった。

これは、攻撃でも、ウイルスでも、誰かの侵入でもなかった。
見覚えのない情報も、外に送る設定も、どこにもなかった。

正体は、セットアップのときに、自分でOKしていた正規の機能だった。
「便利になります」と書かれた同意を、私はちゃんと押していた。

乗っ取りじゃなかったことに、心からほっとした。
でも同時に、違う種類の怖さが残った。
悪い誰かではなく、ただの同意ボタンひとつで、お金(枠)が静かに流れ続ける。
これは、本当に気づきにくい。
断りにくいように作られていて、裏で動き続けるなんて、ふつうは思わない。

OFFにしたら、止まった

OFFで止まる

やることは、シンプルだった。

録画と自動要約の機能を止めて、アプリをいったん閉じる。
一緒に調べてくれたClaude Codeが、枠の消費がちゃんと止まったかを直接たどって確認してくれた。
いちばん食っていた録画機能の画面を出して、停止する。

そして、しばらく様子を見た。

1分経ちました。消費は増えていません。止まりました。

そう教えてもらえて、ようやく止まったと分かった。
肩の力が、やっと抜けた。

今日のことで、私のなかにひとつ、はっきりした基準ができた。
怖いのは、「裏で勝手に動き続ける」機能だけだということ。
自分で打って、返事をもらう。
そういう普通の使い方は、使ったぶんしか減らない。
そこは、怖がらなくていい。

そして、見分け方を、言葉にして残した。
「録画」「メモリ」「自動提案」。
セットアップやアップデートのあとに、この三つの同意が出てきたら、いったん立ち止まる。
「賢くなります」と書いてあっても、裏で動き続ける=枠を食べる、と読み替える。

道具が賢くなるほど、こちらが見ていない時間にも動くようになる。
便利のスイッチを入れる前に、一度だけ、自分に聞く。
「これは、私が見ていないあいだも動くの?」と。

今日は、静かに損し続けていた穴を、自分の手で見つけて塞いだ日だった。
地味だけれど、放っておかなくて、本当によかったと思っている。

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